整形外科/腰の症状

腰の症状

【よくある症状】
腰の張りや凝り、痛み、しびれなど。
足に力が入りにくい、重いものをもったりすると痛みがつよくなることがある、など。

【考えられる病気・原因】
■腰(脊柱)に由来するもの
<主に成長に伴っておこるもの>
・先天異常
・側弯症
・腰椎分離症 など

<主に加齢により生ずるもの>
・変形性脊椎症
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・変性すべり症 など

<その他>
・腰椎骨折・脱臼などの外傷
・カリエスや化膿性脊椎炎などの感染や炎症によるもの
・転移癌などの腫瘍によるもの など

■腰以外に由来するもの
・解離性大動脈瘤などの血管の病気
・尿管結石などの泌尿器の病気
・子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科の病気
・胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器の病気
・変形性股関節症などの腰以外の整形外科の病気 など
加えて身体表現性障害、統合失調などの精神疾患や精神的なストレスによる心理的な原因による場合もあります。

【治療法】
内服薬、ブロック注射療法、コルセットなどの装具療法、手術治療、運動療法などのリハビリテーションがあります。それぞれの病態での具体的な治療についてはご相談ください。 ご自宅でできる自主トレなどもアドバイス致します。

手術が必要な場合は、近隣の病院へご紹介させて頂きます。

腰痛で日常生活が制限されてしまうと体力が低下し、腰を支える筋力も衰え、また精神的にも落ち込むために、さらに腰痛がおきやすくなります。悪循環を断ち切るためには、中腰にならないなど日常的姿勢に注意し、また腰の支持性を高めるための運動や体操を継続されるとよいでしょう。
個々の状態に応じた体操や運動のプログラムについては、医師やスタッフにご相談されることをお勧めします。

「ぎっくり腰」は、急に起こった強い腰痛を指して、病名や診断名ではありません。腰をねじるなどの動作をしたときなどに起こることが多いですが、朝起きた直後や何もしないで起こることもあります。
腰の関節や軟骨に負荷がかかってけがしたような状態(捻挫、椎間板損傷)や、腰を支える筋肉やすじ(腱、靱帯)などの軟部組織の損傷が考えられます。
(一部、日本整形外科学会HPより引用)

坐骨神経痛
【坐骨神経痛って?】
坐骨神経痛とは病名ではなく、下肢(お尻・足の後ろ側・脛・ふくらはぎ)にあらわれる症状の総称のことです。
お尻の奥にお尻を横切るようについている筋肉(梨状筋)の中を走っている坐骨神経が刺激を受けたり圧迫されたりすることで発生します。
たとえば、歩いているときやいすから立とうとしたときなどに、お尻や太ももに痛みやしびれを感じたことはありませんか?
感じたことがある方は坐骨神経痛の原因となる疾患を抱えている可能性があります。

【坐骨神経痛の症状とは?】

  • 腰(身体)を動かすと脚の痛みが激しくなる

  • 安静にしていても、お尻や脚が激しく痛んで眠れない

  • 脚だけではなく、腰にも痛みがある

  • 身体をかがめると 痛くて靴下をはけない

  • 立っていると脚が痛んできて、立っていられない
  • ※ 出典:疼痛.jp https://toutsu.jp/pain/zakotsu.html 

・腰(身体)を動かすと脚の痛みが激しくなる
・安静にしていても、お尻や脚が激しく痛んで眠れない
・脚だけではなく、腰にも痛みがある
・身体をかがめると 痛くて靴下をはけない
・立っていると脚が痛んできて、立っていられない
※ 出典:疼痛.jp/坐骨神経痛 https://toutsu.jp/pain/zakotsu.html 
【坐骨神経痛になる原因は?考えられる病気って?】
坐骨神経痛の原因はさまざまですが、多くは背骨の腰の部分に存在する腰椎に異常が生じることで発生します。
また、過度な運動や、長時間のデスクワークによる運動不足などが原因で起こることもあります。
坐骨神経痛を引き起こすものはこのような病気が考えられます。
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎椎間板ヘルニア
・梨状筋症候群    など。

【治療法は?】
・内服薬
・ブロック注射療法
・コルセットなどの寝具療法
・運動などのリハビリテーション
・手術治療 (手術が必要な場合は近隣の病院へご紹介させていただきます)

坐骨神経痛は、軽度のうちなら体操などによって自分でも予防したり、改善したりすることができますが、 自己流でやると悪化させてしまうことがあるので、かならず受診して医師の指導を受けてください。
当院では自宅でできる自主トレについてもアドバイスもしております。